【白鳥とコウモリ】を読んで
東野圭吾氏の作家生活35周年記念作『白夜行』『手紙』……新たなる最高傑作、東野圭吾版『罪と罰』と呼ばれる作品です。2021年初版。
遺体で発見された善良な弁護士。
一人の男が殺害を自供し事件は解決――のはずだった。
「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」
2017年東京、1984年愛知を繋ぐ、ある男の"告白"、その絶望――そして希望。
「罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない」
私たちは未知なる迷宮に引き込まれる――。
最近多忙なためなのか読書とは疎遠でしたが一念発起!!長編小説読みました。
知人から借りたとき「感情移入できないけど面白かった」と感想。読んでみると、犯人が高齢のためか、刑事より、まわりの人家族が印象的だったのか…。
何となく家族(自分の息子)を顧みず殺人の自供を死てしまうのが自己犠牲というか、何も考えていないというか。でも自分も二児の親なのでなんとも言えない気持ちでした。
更には東野圭吾氏らしく大どんでん返しもあり500ページは一気読みできました。さすが人気作家さんです。
読んで感情移入迄しなくても考えさせられる作品、素敵です。
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